6月19日、津島、飯舘を回り、夕方になって伺ったのは
3.11レスキュー日誌のおとうさんのところです。
先月からお話を聞いていた仔猫たちに初対面!
5月の初めに帰還困難区域で偶然保護された子が、
なんと翌日出産!
で、この子たちが産まれました。

お母さんは・・・・もちろん、人なれする間もなく5匹の子を
産んだのですから、シャーシャーのバシバシ(爪出し本気パンチです)
会う前は、お引き受けするのは3匹かなぁ・・・なんて考えていたのですが
なぜか、親子に会った瞬間、「仔猫みんな連れていきますっ!」
本当は、まだ生後40日だったのでお母さんから離すべきでは
ないのですが、お母さん自身がとても体が小さくて。
その、小さな体で必死に子どもたちを守ろうとしているのが
痛々しくて。
このままではお母さんも仔猫も参ってしまう。
と、たぶん考えたんだと思います。
なにしろ、言葉の方が先にでちゃったもので・・・。
レスキューのお父さん、お母さんも同じように考えて下さったのだと
思います。快く承諾してくださいました。
レスキューのお父さんに保護されなかったら、この子たちの命は
とっくになかったと思います。
良くて、1匹か2匹、生き残れたかどうか。
お母さんの体が痩せて小さかったから、おなかで充分育つことが
出来なかったのでしょう。
東京に帰ってきた翌朝、体重を計ると、5匹のうち1匹がかろうじて
420グラム。
3匹が320~380グラム。
1番小さな子は230グラム。
ちなみに生後40日の仔猫の平均体重は400~500グラムです。
お母さんが保護されたから、この子たちも救われました。
運の強さ、縁の不思議のなせる業です。
頑張ってたくさん食べて、大きくなるんだよ。
そして、幸せいっぱいのおうちに迎えていただこうね。
3.11レスキューのお父さん、お母さん、小さな子たち、大事に育てて
優しいご家族探しますね。
母さん猫を、よろしくお願いします。
まずは体力の安定と成長の様子を見て、60日頃までは兄弟で
たっぷり遊んで喧嘩して。
それから迎えて頂けるご家族を探す予定です。
いいご縁がありますように。